「最も優れた学習方法」を習わずにもがいていた私たち。成長を生み出す「学ぶ技術」
「英語を話せる人ってカッコいいなぁ」と思ったことありませんか?
2016年は日本国内に2400万人ほどの外国人観光客が訪れていました。そんな状況なので外国人に道を聞かれ、上手く答えられなかった経験がある人は多いのではないでしょうか。
某英会話スクールが実施した調査では、「ほぼ2人に1人」が「自分の英語力に焦りを感じている」と答えています。
こう書いている私も「英会話できる人ってカッコいいなー」「英語で記事を書けたら日本の魅力を海外に発信できるのになぁ」と思っている一人です。
なぜ日本人は英語を話せる人が少ないのかを考えてみた
あなたの友人や知人で英語を話せる人はどれほどいるでしょうか?
10人に1人なら10%、20人に1人なら5%です。
ぼくの場合は30人に1人くらいなので3%ほどの印象です。
私は小学5年生から高校3年生までの8年間英語を学校の授業を受けた世代ですが、英語を話せません。2020年からは小学校3年生から英語が必修科目になるようですが、単純に「時間」の問題なのかなというと疑問ですし、漠然と「学習方法に問題があるんじゃないの?」と思っていました。
先日、ある1冊がその疑問を解消してくれました
株式会社アクティブラーニングの代表の羽根拓也さんのFacebookで投稿されている記事がおもしろくて、そこからYou Tubeにアップされているセミナー動画を見たり、Amazonで「何か本を出してないかな?」と調べたら「限界を突破する学ぶ技術」という本に出会いました。
発行が2004年11月25日…!13年も前に書かれているのに現在もスッと読める内容に驚きです。
(羽根拓也さんのプロフィール 株式会社アクティブラーニングHPより)
日本の塾・予備校で指導後、渡米。ハーバード大学、ペンシルバニア大学などの名門大学で日本語講師として教鞭をとる。教える傍ら、独自の「学ぶ力」を育成する教育手法を開発。「学ぶ力」を伸ばしてから本来の「教科」を教えるその指導法は、米大学生から高い評価を受け、94年、ハーバード大学より「優秀指導証書」を授与される。帰国後、97年に東京で株式会社アクティブラーニングを設立。国内外の大手企業、公的機関、教育機関などで能動的人材の育成に取り組む。近年では人材育成の枠組みを超え、新事業構築、産業育成、社会改革など様々な分野でのコンサルティング、プロデュースに従事する。
あなたは羽根さんからの「それは最も優れた学習方法ですか?」という質問に対して自信を持って「はい」と言えるか
セミナー動画の見すぎかもしれませんが、羽根さんに質問されまくる夢を見ました。
【学習のプロセス】
- 学校の教室で先生に授業を受けながらノートをとって「知識」を得る。(インプット)
- 「知識」を「定着」させ、実際にそれを「能力」として実行できるようになる。(アウトプット)
「1」をすることだけでは足りません。「2」までおこなう必要があります。
しかし、この「2」の取り組み方がわかっていないから、極めて感覚的に「我流」でおこなっているので個人差が大きくなるわけです。ここが穴です。
楽譜を読めるだけでは楽器を弾くことはできない
あなたは楽器やスポーツをしていますか?
私はベースを弾いているんですけど、例えば、ベースをかっこよく弾けるようになりたくて練習している時は、まず楽譜が読めないと指を置く場所がわからないです。まず楽譜を読めるようになることが必要です。
楽譜の意味を理解したら、実際に弾いてみて「できた」となるか「あれ、できないからもう一度楽譜をチェックしてみよう」となりますよね。
この実際に弾いてみることをしないと一生上達しないのは理解していただけると思います。
英語も、実際に声に出したり、話してアウトプットしないと話せるわけがないんですね。(反省点)
アウトプットしてみると「あれ、うまく発音できないな」「あ、ここにtheが入るんだった!」と足りなかった部分に気づくので、それを再インプットすることで、磨かれていきます。
再インプットした後は、またアウトプットして「あ、できた!」となればOKで、「あれ、何ていうんだっけ」となればまた足りなかった部分を再インプットする。
思い返してみると、このアウトプットの機会が学校の授業にはありませんでした。
英語を他教科と同じように受験勉強のためにインプット重視の詰め込みをおこなっていただけでした。
インプットとアウトプットは両輪
今回は例として、「英語」、言語で説明しましたが、この記事を読んでいるあなたは「何かをできるようになりたい」と思っているのではないでしょうか。
そうであれば、このインプット(受動的学習)とアウトプット(能動的学習)をバランス良く組み合わせながらトライしてみてくださいね。